2015/07/15 トウモロコシに吹く風
トウモロコシは栽培が難しいとされている野菜です。農薬を使わずに作るのは大変ですが、えか農場では毎年栽培しています。ところで皆さんは、トウモロコシがどのように受粉するかをご存じですか?
写真左は、トウモロコシの先端にあたるおしべ。写真右の髭のようなものがめしべです。おしべの花粉が風でめしべに付き、受粉します。髭の下にある部分が膨らんで、ひげが茶色になった頃に収穫できます。たいていの野菜や果物の花粉は虫が運ぶのですが、あの美味しいトウモロコシの果実は風が運んでくるのです。
収穫するのはまだまだ先になりますが、えか農場では年間を通して他にも沢山の種類の野菜を栽培しています。安全で美味しい野菜をご提供する為、野菜本来の成長過程を大切にしています。
農薬を使わない工夫のひとつに、下の写真のようなしかけを作っています。ストチュウトラップというものですが、野菜を食い尽くしてしまうというヨトウガ(夜盗蛾…夜に盗む蛾と書きます)の卵をヨトウガに産ませないため、成虫をトラップにかけるための装置です。ペットボトルで作り、中にはお酢と砂糖と焼酎が入っています。それを飲んだヨトウガが酔っぱらって仕掛けから出られなくなるというしくみになっています。
ヨトウガの幼虫は夜のうちに野菜を食い尽くします。この仕掛けで沢山の野菜が食べられずにすんでいます。
それでは今回もえか野菜農場直売所で人気のお野菜をご紹介しましょう。
最近一番売れている、いんげんです。(写真左)えか野菜のいんげんは、茹でて塩をふっただけで、甘みが口に広がり、沢山食べたくなります。色んな調理法がありますが、茹でるだけが一番美味しいです。写真右は私の弁当です。いんげんが入っています。かなり手を抜いている弁当ですが、時間の無い時も美味しいおかずになりますよ。
夏が本格的になり、30度を超えるようになりました。水をかぶりたくなる位暑いです。風も強く、台風も近付いて来ていますね。えか農場でも台風対策を講じています。どうやっても自然には逆らえないのですが、知恵や工夫で補えるものも多いです。それぞれのご家庭でも、暑さや台風に気をつけて下さいね。
えか野菜農場直売所では、大切に育てたお野菜を並べて、お客様にお会いできるのをお待ちしております。