2015/08/28 雨の日のえか農場
夏も終盤、過ごしやすくなってきましたね。あんなに高かった気温がぐっと下がりました。雨が降って空が曇っても、過ごしやすくクーラーを使わない日もあり、快適に過ごせるなと思っている方も多いのではないでしょうか。
さて、えか農場では雨の日に屋外での作業が出来ません。そんな日も我々は作業しています。道具の手入れ、事務所の掃除等々、やる事は沢山あります。中でも雨の日に一番多くやっている事は、種まきです。えか農場は露地栽培ですが、種まきから、苗を育てるまではビニールハウスで行う事が多いです。苗になってから畑に定植します。
私が雨の日に行ったのは、野菜ではなく花のパンジーの種まきです。パンジーの種ってどんな形かご存知でしょうか。左図のコップの中に点々があるのが分かるでしょうか。こんなに小さいのです。
それを、土を入れたトレイの四角の枠の中(右図)に、一粒ずつ植えて行きます。大変根気の必要な作業です。皆黙々と行います。
種まきの終わったトレイは育苗(いくびょう)ハウスに。(下図)畑に植えられる苗になるまで、ここで一生懸命育ちます。ここには、野菜や花の名前が書いてある立札を立てた沢山の苗が育っています。
所かわって、こちらはナスの畑です。(左図)沢山のナスがなりました。ピカピカのえか野菜のナスは、生で食べてもほんのり甘く美味しいのです。
直売所で100円のナスを買い、麻婆茄子作りに挑戦してみました。(右図)
お手軽に麻婆茄子の素を使ったのですが、書いてある通りに作りませんでした。一皿分のナスは中3本と書いてあったのですが、たっぷり4本あるので、全て使い、油をあまり使いませんでした。ナスとピーマンを中火でゆっくり、しなっとなるまで炒めます。それは取り出しておいて、ミンチ80グラムを赤みがなくなるまで炒め、麻婆茄子の素を入れます。そこに先ほどの茄子とピーマンを入れて混ぜるだけです。
中華料理でよくある、油たっぷりで辛目の麻婆茄子の味とは一味ちがいます。旨味が口の中に広がり、薄味で香りが高く、ほんのりナスの甘さも感じられるような美味しさです。こちらは美味しくて箸が止まらず、一気に頂きました。是非えか野菜で作るお手軽な麻婆茄子をお試しくださいませ。
季節はもう涼しいのに遅くに育った蝉がまだ鳴いていますね。蝉は成虫になるまで何年も土の中で育つのだそうです。えか野菜も実がなるまで、沢山の段階を乗り越えて頑張ってきました。中には害虫にやられて直売所にお出しできなかった野菜もあります。
農薬を使わないお野菜は安全で美味しいお野菜であるのと同時に、大変手間のかかった大切な商品です。是非お客様に、美味しく沢山食べて頂きたいと皆願っております。毎日美味しいお野菜を食べて元気に過ごす。そんな贅沢が、本当は一番豪華なのではないでしょうか。
季節の移り替わりと同時に、直売所のお野菜も移り変わります。のんびりとした自然の景色と一緒にお野菜で季節を感じて頂ける。えか野菜農場直売所は、そんな素敵な空間をご提供させて頂いています。